離婚の理由ナンバーワンはなに?
世の中の夫婦はどんなことが理由で離婚に至ったか、気になりませんか?
家庭裁判所が発表している令和2年度離婚調停の申し立て理由をみながら、ランキング形式でみていきましょう。
夫側の離婚の理由ランキング
1位 性格が合わない
2位 精神的に虐待する
3位 異性関係
4位 家族親族と折り合いが悪い
5位 浪費する
妻側の離婚の理由ランキング
1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する
4位 暴力を振るう
5位 異性関係
離婚理由の具体的な内容とは
「性格が合わない」(性格の不一致)
最も多い離婚理由である「性格の不一致」ですが、「性格が合わない」だけでは調停や裁判で離婚を認めさせることはできません。
性格の不一致の程度と、その他の事情を考慮して夫婦関係が破綻していることを証明し、「婚姻を継続し難い重大な事由」があることを主張しなければなりません。
「精神的に虐待する」
「精神的虐待」=「モラハラ」です。
これは言葉や態度による精神的暴力で相手を追い詰め、それによって相手が感じている恐怖感を利用して、支配しようとするDVの一種です。
モラハラとみなされる行為には以下のようなものがあります。
・相手を見下すような暴言を吐く ・常に自分が正しいと考え、自分の意見を押し通そうとする ・明らかに自分に非があることでも、相手のせいにする ・相手を意図的に無視する
「暴力をふるう」
家族など、親密な関係の相手から受ける暴力のことをDVといいます。
これには身体的な暴力だけでなく、無視をするなどの精神的暴力や、お金を渡さないなどの経済的暴力なども含まれます。暴力を受けたことを客観的に証明する証拠を集めましょう。
子連れ離婚するメリット・デメリット
「離婚すれば、全てが解決!子どもとの幸せな生活が待っている!」と言い切れるわけではありません。今の生活は抜け出せるけれど、また新たな課題が生まれる可能性も多いにあります。離婚のメリット・デメリットについて、じっくり考えてみましょう。
子連れ離婚するメリット
精神的に自由になれる
顔を合わせたくない相手と同じ家で生活することは、精神的苦痛が非常に大きいです。夫の帰宅時間が近づくとストレスを感じたり、相手から抑圧されていたりすると、常に心が苦しい状態です。離婚をすれば、毎日顔を合わせる必要がなく自分のペースで生活をすることができます。
自分の人生を考えられる
相手のことを「まるで小さい子どものようだ」と感じている人は、離婚をすることで自分の人生を再び考え直すきっかけになることでしょう。夫がいるからできなかったことに挑戦したり、もっと自分の人生を”自分らしく”生きられたりするかもしれません。
夫の友人や会社関連の付き合いから解放される
夫の友人や会社関連の付き合いが多い家庭は、離婚することで、その関係を断つことができます。 好きではない相手のための付き合いは、楽しくないし、気を遣うことが多いです。
教育方針の違いがなくなる
夫婦といえど、子どもへの考え方や接し方、教育方針が違うことも多いです。 夫婦で子どもへの声のかけ方が違うと、子どもたちも戸惑ってしまうこともあります。 教育方針を巡って、喧嘩をすることもなくなるでしょう。
両親の不仲を子どもに見せなくて済む
顔を合わせるたびに言い争いをしている姿は、子どもには見せたくないものです。 しかし、子どものために仮面夫婦を続けているのも辛いですね。
離婚をすれば、心の底から楽しむ時間が増えるかもしれません。
自分の時間ができる
これまで相手のためにつかっていた時間を、自分と子どもに集中して使うことができます。
外出のスケジュールや休日の予定など、相手に振り回されずに決められるのは嬉しいです。
子連れ離婚するデメリット
金銭的な不安
子連れ離婚をすると、金銭的な不安がついて回ります。
これまで専業主婦だった人は、働きに出る必要が出てきます。
また、経済的なことを理由に子どもに我慢を強いる場面が増えるかもしれません。
今までは行くことができた習い事を減らしたり、好きなものを買ってあげられなくなったりする可能性があります。
子どものメンタルや成長への影響が心配
どちらかの親と離れなくてはいけない状態は、子どもに寂しい思いをさせるかもしれません。学校行事などでも、他者と比べて自分は片方の親しかいないことを気にする可能性があります。
世間体が気になる
離婚をすると、マイナスイメージをもたれることがあります。
周りからの目や、声が気になることがあるかもしれません。
また、祝福してもらった過去があることで申し訳ないという気持ちになることもあります。
離婚の話し合いや手続きで疲弊する
いざ離婚を切り出したところで、話がすんなりと進むとは限りません。
相手との話し合いや調停などは時間がかかります。
役所などに出向く回数も多くなり、仕事を始めたいのに、その手続きに時間と労力が取られる可能性があります。
ワンオペ育児になる
病気や緊急時に相手の親族などを頼っていた場合、それが難しくなります。
子連れ離婚をした場合には、仕事と子育てを両立する覚悟が必要です。
別れても元夫や親族とのやり取りは続く
子連れで離婚した場合は、養育費のやり取りや面会交流を含め、元夫や相手方の親族とのやり取りが続きます。離婚しても完全に相手から解放されるわけではありません。
ただし養育費に関しては、「養育費保証」などをつけると、揉め事の場合は直接ではなく、あいだに人が入ってくれたり代わりに請求をしてもらうことができます。
再婚の壁
離婚をして新たなパートナーを見つけたいと思っても、子連れ婚だとハードルが高くなる可能性があります。
新たなパートナーと子どもとの相性や、子どもへ与える精神的な影響も心配ですよね。
子どもが成人するまで離婚を待つメリット・デメリット
①離婚を「子どもが成人するまで待つ」メリット
経済的に安定している
子どもが成人するまで離婚しないでおくことは、経済的な安心が大きいでしょう。
子どもの学費や、習い事費も捻出しやすくなります。
経済的な不安が減り、子どもの将来の選択肢も広がる可能性があります。
両親と一緒に暮らせる
離婚をすると、別居した側の親とは自由に会えなくなってしまいます。
子どもはどちらの親とも離れたくないと思っていることが多いです。
両親とも揃った環境で育つことは、子どもにとってのメリットと言えるかもしれません。
離婚手続きに関する揉め事が発生しない
子連れ離婚をする際は、夫婦間での決め事をしなければなりません。
例えば親権者や養育費の支払い、面会交流などです。
しかし子どもが成人した後での離婚であれば、このような決め事はなく、すっきりと離婚できます。
②離婚を「子どもが成人するまで待つ」デメリット
離婚できなくなる可能性が高まる
協議や調停で離婚するためには、相手の同意も必要です。
現段階では「子どもの成人後に離婚」で話が決まっていても、離婚を先延ばしにすることで同意してくれない可能性が出てきます。
DVなどの被害が拡大する可能性が高まる
相手から暴力やモラハラを受けている場合は、今後も被害が拡大する可能性が高いです。
心身共に手遅れになる前に、また子どもへの影響も考えると早めに離婚を決断した方が良いでしょう。
限りある自分の時間を無駄にする
早くに離婚をしておけば、その分自分の人生を再考して立て直すチャンスがあります。
子どもの成人まで待つ分、自分自身も年を重ねているためそのチャンスを逃してしまう可能性も高いでしょう。
まとめ
今回の記事では「子連れ離婚のメリットとデメリット」について、まとめました。
離婚したからといって、完全に関係を断つことはできないところが難しいですね。
完全に関係を立たないことが子供にとっては嬉しいこともあるかもしれません。
離婚したいと強く願ってもなかなか踏み出せなかったり、面倒なことや考えることが多く時間だけが過ぎていったりしてしまうことも。
子どもが成人するまで離婚を待つのか、子どもと自分のために別れを決断した方が良いのか、悩んでるだけで時間がすぎていってしまうことも多いですよね。
まずは子連れ離婚のメリットとデメリットを改めて考えて、子連れ離婚した先のことを検討してみましょう。
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